2017年7月27日木曜日

【合格体験記】工学部前期一般入試 ~慢心で一時低迷するも同級生と共に合格掴む~

 筆者の合格までの苦難の道のりをここに記そう。筆者が受験生最初期だった頃は「本気だせば余裕だろう」と根拠のない自信で満ち溢れていた。成績は中の上であるのに、志望校だけは一人前であった。高校2年の秋から今までの遅れを取り戻すべく勉強を始め、かつ部活動にも力を入れていたため睡眠時間は徐々に削れ、授業中の大半を内職ならびに睡眠に捧げることとなった。部活終わりには塾に通い、数学・英語を中心に勉強していたが、なかなか成績は上がらなかった。




 高校3年生の春、塾でセンターの模試が始まった。初めてのセンター模試にドキドキワクワクであったが、その期待は物理4点に打ち砕かれた。

 模試の結果にはめげずに受験本番で良い点数を取ればいいと考えていたため、悪い模試の結果はシュレッダーにかけ、再び勉強した。幸いにも3カ月後のセンター模試で数学英語で9割近くの点数を取ることできたので筆者はお調子ものとなった。

 もちろん調子に乗ることは成績降下を引き起こす。センター試験の問題集を解くごとに成績が下がっていき、もう手が付けられない。精神的に病み、自分の首を絞めることになる。筆者のようなお調子ものにはならないでほしい。

 筆者は本学工学部以外に早稲田大学や慶應義塾大学をはじめとした私立5大学を受験し、慶應義塾を除いて合格することができた。私立専願でない人も私立の志望校を今一度考えてみてほしい。漠然であっても夏休み中に受験しそうな大学の過去問を見ておくだけで、問題の難易度や今必要な学力が明確になってくる。センター試験終了後にはじめて過去問を見たとなると合格難易度は跳ね上がるため、前もって準備をしていこう。

 最後に三つ言いたいことがある。一つは、曖昧な部分はそのままにしないことである。受験本番で解ける問題は「曖昧さ」がなく、「当たり前」まで落とし込まれたものだ。曖昧な知識は迷いを生み、自信をなくす。すでに知っている知識でも理由を考察してより深い理解に繋げてほしい。二つ目に、受験は団体戦である。同級生と共に教え合い、励まし合いながら勉強することで成績は向上し、精神も安定する。面倒くさくても人に教えることで得るものは大きい。既知のものでも新しい捉え方が見つかる。最後に、周りには自分を応援してくれる人がいる。感謝の気持ちを忘れずに勉強を続けてもらいたい。

0 件のコメント:

コメントを投稿